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旧大内邸と一人の女性 hoccori 第一回 田中真木 画像

福岡県八女郡立花町

緑豊かな立花町にある旧大内邸は、明治から昭和初期にかけて 日中・日韓友好親善によるアジアの復興繁栄を念願し、経済、文化の交流をはかり、その人材養成に力を注いだ政治家、 故大内暢三氏の生家です。

明治17年の建築と伝えられ、白木地区の山村には珍しく町屋造りの建築の特徴を残しており、豪農の風格を備えています。 時代の移り変わりの中で、建物の痛みがすすみ、廃屋同様になった旧大内邸を地域の財産として後世に残そうと立ち上がった 一人の女性がいました。

それが田中真木さんです。

立花町の町有形文化財として hoccori 第一回 田中真木 画像

平成10年に保存会を立ち上げ署名運動、募金活動(瓦一枚運動)を行ない、さまざまな苦労と陳情を重ねた結果、 平成十二年建物は立花町へ寄付され、立花町の町有形文化財として保存が決まりました。

現在、田中真木さんを中心とする生活文化研究会が、旧大内邸の管理運営をされています。

田中真木さんの全ての人を包み込むような温かい人柄とあいまって、 その優美で端正なたたずまいは、訪れる人の心 を魅了してやみません。

第一回 田中真木さん インタビュー

旧大内邸への想い hoccori 第一回 田中真木 画像

旧大内邸は、この地域にとって、唯一文化の香りのする古い建物でした。 また、この国を良くしたいという想いを持ち、地域にも尽くされた政治家の大内暢三氏が存命の頃は、千客万来で、地域の人が学ぶ場でもありました。 建物は、荒れて雨漏りがするほどで廃屋同様になっていましたが、旧大内邸を『立花町の財産としてどうしても残したい。』という強い想いで、田中真木さんは、平成10年保存会を立ち上げました。 観光地でもない地域に、古い建物を残すのは難しい中、田中真木さんと保存会は、署名運動やかわら一枚運動などを行いました。

熱い想いと保存運動の結果、旧大内邸は、平成12年に立花町の有形文化財として保存が認められることになりました。

次回は田中真木さんの「料理へのこだわり」をお送りします。ご期待下さい。

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